邑楽郡千代田町瀬戸井の怛落山宝生寺。
宝生寺の由緒は不詳。明治20年(1887年)に薬師堂を残し焼失。明治24年(1891年)に再建。大正3年(1914年)に利根川の河川改修のため西方に移転。昭和41年(1966年)には堤防拡張のため、境内地内で移転している。
宝生寺のすぐ南側には利根川が流れており、水害(氾濫)対策に苦慮して来た歴史をを感じる。現在は高い堤防がそびえ立っている。
本堂は令和2年(2020年)の建立。落慶ほやほや。
本堂横のラカンマキ。
境内の馬頭観音像や青面金剛像。
薬師堂。堂内には薬師如来像の他、閻魔像と奪衣婆像があった。3像とも寛延3年(1750年)の建像とされる(享保年間(1716~36年)との説もある)。なぜ「あった」と書いたかと言うと、閻魔像と奪衣婆像は平成14年(2002年)に盗難に遭い現存していないから。不届き者がいるものだ。