群馬県・埼玉県・栃木県の3県境。群馬県の当該場所は邑楽郡板倉町海老瀬。
3つの県が交わる県境は全国で40ヶ所以上あるといわれるが、そのほとんどが山中だったり河川中だったりする。そんな中、気軽に歩いて行ける3県境はここだけ。
3県境となっているのは、群馬県板倉町海老瀬・埼玉県加須市斧袋・栃木県栃木市藤岡町となる。もともとは3県境は渡良瀬川の中だったが、明治から大正にかけての改修工事により沼地となり、沼地の埋め立てにより耕地(水田など)になったころには県境はほぼ分からなくなっていたようだ。
平成28年(2016年)に3県境に接する2市1町は協議・測量を行い3県境を確認・確定させ、コンクリート製の杭を打ち記念のプレートがはめ込まれた。
現在は遊歩道も整備され、テーブルやベンチも置かれている。この水路はもとは渡良瀬川と谷田川だったことになる。この水路に沿って3県を3歩で行き来できる。実際にやってみた(笑)。
この写真は栃木県から、群馬県(左上)と埼玉県(右上)を眺めていることになる。
ボックスの中に記念スタンプやノートが置いてあった。スタンプは記念に押してきた。
3県境の記念プレートと記念スタンプは、それぞれ1度盗まれてしまったようだが再設置されている。こういういたずらは絶対にやめよう。いたずらではないな、盗みは犯罪だ!
3県境が観光資源化された発端は栃木県側の地権者さんが、個人的に自作の看板を立てて3県境をPRしたから。それが3自治体を動かしたことになる(主導したのは栃木市のようだ)。