上州まったり紀行

Tigerdream が群馬県内の神社仏閣、遺跡・史跡・古墳、資料館などを紹介するブログ

カテゴリ: 上州まったり紀行Award


2023年も残すところわずかとなった。恒例の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年の締めくくりとしたいと思う。

今年は115ヶ所(件)の記事をUPすることができた。新型コロナの蔓延以降、だいたい120ヶ所前後なので、こんなものでしょう。コロナ前は最大で200ヶ所も訪問したこともあったが、世の中「withコロナ」から「afterコロナ」に移行したと言えるが、今後もこれくらいのペースでいいでしょ。

なかなか遠出(西毛からの距離で)をすることは出来なかったが、前橋市・前橋市(旧富士見村)・高崎市・高崎市(旧群馬町・旧箕郷町)・渋川市(旧北橘村)・安中市・安中市(旧松井田町)・富岡市・富岡市(旧妙義町)・藤岡市・高山村の各所を訪問することができた。

では、2023年の個人的偏見による記憶や印象に残った場所です。なお。昨年までのベスト5はやめます。オレごときの意見で順位を付けるなど失礼だと思うので。記載は記事のUP順。件数も5件に限らず。

まずは「伝説」編。伝説の残る史跡や場所の中からいくつか。

村主の泉跡(前橋市泉沢町)
冷泉が湧出し、この水で眼病の人が眼を洗うと眼病が自然に治癒するといわれた「御神水」の泉。ところが、酒が湧いて出たといわれる伝説も残る。百姓がこの酒ばかり飲んで、仕事をしなくなったようだ(笑)。特に見るべき遺物はないが、伝説を楽しむことが重要。

鳶石(前橋市上細井町)
旧利根川(古利根川)の船着き場の船つなぎ石として使われていたとされる石。名前の由来に伝説が残っている。神武天皇が長髄彦との戦いに勝利した時の「金の鳶」が奥州から大和へ向かう途中、翼を休めたのが鳶石であると伝えられている。

弘法の井戸(富岡市妙義町八木連)
弘法大師(空海)が見つけた水源。と言うか湧き出させた井戸といわれる。その場所には弘法大師が金の独鈷を埋めたといわれ、昭和25年(1950年)の調査で実際に鈷が出てきた(金ではなかったが)。現場は綺麗に整備されているので、過度なイメージは不可。

駒寄の井戸(富岡市一ノ宮)
弘法大師(の馬)と名馬・摺墨の伝説が残る井戸。さらに当所は「お女郎坂」と呼ばれる坂の上にある。井戸には蓋がされているが、伝説を思い起こしながら訪れると雰囲気は味わえる。磨墨は永寿3年(1184年)の源範頼・義経軍と木曽義仲軍との「宇治川の合戦」で先陣争いを演じた梶原景季が乗っていた名馬。


次いで、いつものように記憶や印象に残った神社仏閣、遺跡・史跡です。

越出山香集寺(前橋市上小出町三丁目)
「地獄の責め具」を型どった珍しい石造物がある。室町時代末の造立とされる浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)・人頭杖(じんとうじょう)・業秤(ごうのはかり)。いずれも閻魔大王が死者の生前の罪を裁くためのもの。

不入の蔵骨器(前橋市富士見町石井)
蔵骨器は火葬した骨を納めた石製の骨つぼのこと。奈良時代から平安時代のものと推定されており、蓋石とセットで残っているのは珍しい。当時も一部の貴人は火葬されていたことの証拠でもある。

碓氷関所跡(安中市松井田町横川)
「碓氷峠の関所跡」と上毛かるたに詠まれている。「旧東門」(廃関時に使用されていた木材による復元)と「おじぎ石」くらいしかないけど。群馬県民ならみな知っていると思うが、訪れたことがある人は少ないと思う。(2回目の訪問)

古柳観音(富岡市原)
古柳観音は聖徳太子の御作とされる聖観音像を安置したことに始まるという。太子作の観音像は焼失したが、後に弘法大師が彫刻してくれたという。大きな観音像を間近に見られるのはありがたいこと。伝説編の方でもよかったかな。

富岡諏訪神社(富岡市富岡)
拝殿正面の彫刻(精緻な龍と神子、獅子・漠など)が素晴らしい。寺社の彫刻って覆屋内だったりして見づらいことが多いが、拝殿なので直に見ることができる。なお、社名不明の境内社の彫刻も素晴らしい。

宮崎山龍光寺(富岡市富岡)
龍光寺には富岡製糸場で働いていた工女さん48人が眠る。全国から工女さんが集まっていたが、親元を離れ病により異郷のこの地で命を落とした乙女たち(最年少は9歳10月)のことを考えたらウルウル来るものがある。

もちろん、これら以外にも印象に残った場所はたくさんあり、新しい発見もあった。来年はもっと遠出がしたいと思っている。利根・沼田地方には久しく行ってないし、東毛地方もご無沙汰気味だし。

今年も「上州まったり紀行」をご覧いただきありがとうございました。多くの方々にブログを見ていただき、感謝しかありません。2024年も引き続きよろしくお願いいたします。みなさま、良いお年をお迎えください。


2022年も残すところわずかとなった。恒例の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年の締めくくりとしたいと思う。

今年は120ヶ所(件)の記事をUPすることができた。これは昨年とほぼ同数(昨年は123ヶ所(件))。なかなか遠出することは出来なかったが、前橋市・高崎市・伊勢崎市・渋川市・藤岡市・吉岡町・玉村町・甘楽町・高山村の各所を訪問することができた。

まだ新型コロナが終息に至らず、いろいろ気をつけることも多かったが、それでも多くの神社仏閣・遺跡・史跡などを訪問できたことは、ありがたいことであった。

では、2022年の個人的偏見によるベスト5。

5位 滝泉神社(吉岡町上野田)
鳥居杉と呼ばれる2本の大杉(樹高約20m、樹齢400~500年)が目を見張る。ただ樹勢の衰えが顕著なのが気になる。

4位 玉村町北部公園内のバラ園(玉村町上福島)
敷地は広くはないが、80種・380本のバラが植栽されており、綺麗な花を咲かせている。四季咲きのバラが多いが、見ごろ時期には注意が必要。

3位 めんたいパーク群馬(甘楽町金井)
工場見学やギャラリーエリア、キッズランドもいいのだが、やはり直売の明太子が美味しい。実は何度も明太子を買いに行っている。「かねふく」の回し者じゃないよ(笑)

2位 塩原太助 馬つなぎの松(高山村中山)
「上毛かるた」でおなじみの塩原太助。太助が分かれの時に愛馬「あお」をつないだとされる松。県内に複数箇所あるうちの1ヶ所。ただ、松(2代目)がしょぼい。

1位 石井山珊瑚寺(前橋市富士見町石井) その2その3その4
源頼朝、梶原景時の墓(供養塔)や子育て地蔵堂など、多彩な遺物がある。また七不思議といわれるものには、歴史と信仰を感じることができる。

もちろん、これら以外にも印象に残った場所はたくさんあり、新しい発見もあった。毎年思ってはいるが、ベスト5なんてあんまり意味がないかなと。

ところで、今年の120ヶ所(件)を追加し、総計では2,100件を越えることができた。2010年に始めたころは、ここまで続けることになるとは思いもしなかった。来年以降もマイペースで続けていきたいと思う。

今年も「上州まったり紀行」をご覧いただきありがとうございました。多くの方々にブログを見ていただき、感謝しかありません。2023年も引き続きよろしくお願いいたします。新型コロナが「ただの風邪」と認識されるようになり、蔓延前の状況に少しでも戻れることを祈念しています。

みなさま、良いお年をお迎えください。


2021年も残すところわずかとなった。恒例の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年の締めくくりとしたいと思う。

今年は123ヶ所(件)の記事をUPすることができた。これはブログ生活12年目にして最小だと思う(1年目は夏からスタートなので除くが)。やはり新型コロナの影響で出かけるのを控えた結果と、図書館などでの調べ物が十分できなかったことも影響している。

また訪問地も前橋市(旧郡部含む)と高崎市(旧郡部含む)が多く、遠方(と言うほどではないが)は高山村・中之条町(東部)・渋川市くらい。とは言え、自分的にはこれでも多くの場所を訪問できたと思っている。

前置きが非常に長くなってしまったが、個人的偏見によるベスト5を!

5位 上里見春日神社(高崎市上里見町)
寛文4年(1664年)創建だが、大正10年(1921年)建立の権現作り本殿には、見事な彫刻が施されている。

4位 開姫神社(前橋市滝窪町)
村の青年たちが赤城山に登った際に見つけた珍しい形の石を祀る神社。開姫は貝姫とも書き、女性の下の病にご利益があるとされる。ご神体には赤い布がかけてあるが、その形はだいたい想像がつく(笑)

3位 石倉町神明宮(前橋市石倉町4丁目)
伝承では豊城入彦命(崇神天皇の皇子)が東国遠征の際、身体を休めた場所だといわれる。境内には兄妹道祖神があり、哀しい物語が残っている(倫理上は仕方ない)。

2位 矢背負稲荷神社(高崎市下室田町)
矢を背負った白狐が領主の馬前を通り山中に消え、その矢は夢に見た妻黒の矢だったことから矢背負稲荷としたという伝承が面白い。神社自体は地方の小社で、特に何がということはないが(失礼!)

1位 植野発電所跡(前橋市総社町植野)
植野発電所は明治27年(1894年)に前橋電燈が群馬県で最初(全国でも5番目)に営業運転を開始した水力発電所。現在は天狗岩用水からの取水口の一部(レンガ積)が残るのみであるが、その歴史を物語っている。

もちろん、これら以外にも印象に残った場所はたくさんあり、新しい発見もあった。ベスト5なんて、あんまり意味がないのは理解しているが・・・。また新型コロナ渦中の訪問だったため、いろいろ気をつけることも多かった。それでも各所を訪問できたことは、ありがたいことであった。

実は訪問記事がもう少しで2,000件(現在1,950件余り)に達する。来春ころには達成できるよう頑張って行きたい。

今年も「上州まったり紀行」をご覧いただきありがとうございました。2022年も引き続きよろしくお願いいたします。新型コロナの感染が終息し、誰でもどこへでも出かけられるようになることを祈念しています。

みなさん、良いお年をお迎えください。


2020年も残すところわずかとなった。恒例の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年の締めくくりとしたいと思う。

今年は155ヶ所(件)の記事をアップすることができた。新型コロナの影響で例年より若干少ないが、それでも多くの場所を訪問することができた。特筆すべきは、暫く足を伸ばせていなかった邑楽郡の各町を訪問することができたこと。

と言うことで、まずは番外編から。館林藩主の善政に感謝した領民が藩主を祀ったもの。領民が藩主を祀るのはあまりなく、珍しいと思ったので。

番外編1 久五郎神社(邑楽郡邑楽町赤堀)
館林藩主・松平武寛、斉厚父子の遺徳を偲んだもの。久五郎は武寛、斉厚の幼名。

番外編2 井河大明神(邑楽郡邑楽町狸塚の長良神社境内)
館林藩主・井上河内守正春の善政に感謝し造立したもの。「井上大明神」としなかったのは、新藩主への遠慮から。

では、2020年の個人的偏見のベスト5。

5位 落合観音堂(高崎市保渡田町)
観音堂はどうってことはないが(申し訳ない)、その創建に長野業盛伝説がある。箕輪城落城時、城内・御前曲輪の持仏堂にて自刃したとされる業盛が、城外に落ち延びたという伝説に基づく。

4位 玉取神社(邑楽郡邑楽町秋妻)
平安時代に藤原氏が創建したとされ、その由来は藤原鎌足が房崎の浦で竜宮から玉を取り得て日本の宝としたので、鎌足を玉取大明神として崇敬したという伝説による。

3位 月波神社(高碕市箕郷町善地)
安閑天皇元年(531年)の勧請と伝わり、上野国神名帳記載の「月波明神」に比定される古社であり、榛名神社の遙拝所でもある。社殿の彫刻も素晴らしい。

2位 永光山金剛寺(高崎市福島町)
金剛寺は箕輪城落城の際に焼失したが、箕輪城代となった武田四天王・内藤正豊が再建している歴史に興味を引かれる。境内の「顔切り薬師」は室町初期の造立で伝説もおもしろい。

1位 長柄神社(邑楽郡邑楽町篠塚)
邑楽郡司で長柄郷を開拓した事代主神の子孫・長柄首の創建。上野国神名帳記載の長柄明神(邑楽郡の一宮)とされる。素晴らしい社殿彫刻など、一宮の風格が漂う。

もちろん、これら以外にも印象に残った場所はたくさんあり、新しい発見もあった。ベスト5なんて、あんまり意味ないかもね。また新型コロナ渦中の訪問だったため、いろいろ気をつけることも多かった。それでも各所を訪問できたことは、ありがたいことであった。

今年も「上州まったり紀行」をご覧いただきありがとうございました。2021年も引き続きよろしくお願いいたします。新型コロナの感染が終息し、誰でもどこへでも出かけられるようになることを祈念します。

みなさん、良いお年をお迎えください。


2019年、令和元年も残すところわずかとなった。恒例の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年の締めくくりとしたいと思う。

今年は169ヶ所(件)の記事をアップすることができた。総数では1700ヶ所(件)を超えた。ただ、今年も利根・沼田、館林・邑楽方面には足を伸ばせなかった。何とか来年はとは考えている。でも、やっぱり近場が増えるね。

と言うことで、個人的偏見で2019年のベスト5を発表する・・・前に、番外編から。興味を引かれた(と言うか面白い)「伝説」からみのもの。

番外編1 乃久里神社(多野郡上野村)
日本武尊の妃・弟橘姫の遺髪を祀っている。地元で疫病が流行した際、神の怒りと感じた住民がご神体(遺髪)の穢れを浄めるために川に流したという。これが神流川の名前の由来にもなっている。

番外編2 義輝山光源院(藤岡市篠塚)
室町幕府13代将軍・足利義輝の孫とされる木喰覚海上人が開山した。さらにはその場所が、新田義貞四天王のひとり・篠塚伊賀守重廣の館跡だという。

番外編3 養命寺(藤岡市上日野)
同所の小柏氏の開基だが、小柏氏は平清盛の嫡孫・維盛の子という維基の末裔とされる。維盛は平家が没落する原因となった富士川の合戦と倶利伽羅峠の合戦の総大将。後に一ノ谷の合戦前後に逃亡。その後の消息には諸説あるが不明。

では、2019年のベスト5。

5位 福聚山応永寺(吾妻郡東吾妻町)
岩櫃城主・斎藤氏により建立された応永寺。立派な山門に素晴らしい天井絵が施されている。また、境内の五葉松も素晴らしい。

4位 総社歴史資料館(前橋市総社町)
「放光寺」の文字瓦や軒丸瓦などの実物が見られる。放光寺は世界遺産「上野三碑」のひとつである山ノ上碑の碑文に登場する。しかしその所在に諸説あったが、この発見により「放光寺=山王廃寺」とほぼ確定した。

3位 御倉御子神社(藤岡市浄法寺)
安閑天皇の御代に設置された屯倉の守護のためという創建逸話もさることながら、その参道が大変だった。急な石段が途中で終わり、その先は岩場が剥き出し。「ここより石段がありません。あなたの好きな道を撰び登坂してください」との案内板。

2位 柳原馬頭観音堂(高崎市大類町)
観音堂の彫刻が本当に素晴らしい。龍の巻き付いた海老虹梁は躍動感あふれる傑作。源義家(八幡太郎)の創建、新田義重の社殿造営という歴史(史実かは?)も面白い。

1位 成田山不動堂(富岡市富岡)
お堂の側面のみならず正面扉などにも施された漆喰彫刻。あまり漆喰彫刻を見る機会は少ないので、非常に貴重な物だと思う。ただ一部剥落が進んでいるので、早急な対策・保護をお願いしたいとも感じた。

もちろん、これら以外にも印象に残った場所はたくさんあり、新しい発見もあった。また、秋ころからは図書館に行き、種々の地方誌の閲覧を始めた。先人が記録に残してくれたからこそ、いまこうやって訪問できることのありがたさも実感。


今年も「上州まったり紀行」をご覧いただきありがとうございました。2020年も引き続きよろしくお願いいたします。

みなさん、良いお年をお迎えください。


2018年も残すところわずかとなった。平成最後の年末ということになる。恒例の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年の締めくくりとしたいと思う。

今年はちょっと頑張って約190ヶ所の記事をアップでき、総数が1500ヶ所を超えた。ただ、利根・沼田や館林・邑楽方面に足を伸ばせなかった(遠いので・・・)など、訪問地域に偏りがでてしまったのは残念だった。

その中から、個人的偏見で2018年のベスト5を発表する・・・前に、番外編から。これはその場所がどうのではなく、オレの知識・興味向上に役立ったというもの。

番外編1 土屋山城守の墓(多野郡神流町)
武田勝頼の遺児が上野村・神流町を経由し南牧村へ逃れたという伝説を知ることができた。遺児のお墓の存在(伝承)など、興味が出てきた。

番外編2 宝蔵寺(多野郡上野村)
木地師の墓があり、木地師という存在を知ることができた。

では、ベスト5です。
5位 浅間石(渋川市)
浅間山の噴火(自然の猛威)のすさまじさを、まじまじと実感できた。

4位 植野稲荷神社(前橋市)
名工・小林源太郎の彫刻が素晴らしい。

3位 女神神像碑(富岡市妙義町)
女神像が線刻されているのを初めて見た。非常に珍しいと思う。

2位 黒川不動堂(富岡市)
円空作の十一面千手観音像を見ることができた。

1位 群馬県立歴史博物館(高崎市)
リニューアルオープン(2017年)後の初訪問。観音山古墳出土物の実物が多数展示されている。また、総持寺蔵の伝新田義貞木像の実物を見ることができた(これが1番の理由)。

ちょっと付け加えると、今年は1度目の訪問で見つけることの出来なかった
国定忠治の2つ目の墓(伊勢崎市・善応寺)
白井長尾氏累代の墓(渋川市・空恵寺)
藤鶴姫の墓(高崎市倉渕町)
などを訪問することだできた。また、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成遺産の内、唯一未訪問だった田島弥平旧宅を訪問したのもトピックスだと思う。

もちろん、これら以外にも印象に残った場所はたくさんあった。今年の傾向として、メジャーな観光寺院や神社はなりを潜め、どちらかと言うと各地に根付いた神社仏閣や、各市町村の文化財(特に石仏や宝塔関係)の訪問が多かったと思う。

ネタ切れ気味という話もあるが、現在群馬郡誌・佐波郡誌・多野郡誌など、大正から昭和初期に書かれた各郡誌を読み込んでいるので、新しい発見もあるのではと思っている。

今年も「上州まったり紀行」をご覧いただきありがとうございました。2019年も引き続きよろしくお願いいたします。

みなさん、良いお年をお迎えください。


2017年も、もう残すところわずかとなった。

恒例の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年を締めくくりたいと思う。と言うことで、個人的偏見で2017年のベスト5を発表する。

なお、昨年まではワースト5も発表していたが、「自分の思いと違っていた」「勝手に過大に期待していた」というオレの問題なので、今年はやめることにした。

ベスト5の前に番外編をふたつ。
番外編1 碓氷馬車鉄道顕彰碑(安中市松井田町横川)
碓氷峠を馬車鉄道が走っていたことなどまったく知らなかったので、非常に勉強になった。

番外編2 夜泣き地蔵(安中市松井田町五料)
TVアニメ・日本昔話で「五料の地蔵さん」として放送されている。

では、ベスト5です。
5位 大光山宝徳寺(桐生市川内町) 
本堂前の枯山水庭園がきれいだった。自由に本堂に上がれ、庭園を眺めることができるのも良い。

4位 上の森八幡神社(渋川市赤城町津久田)
非常に珍しい「金明竹」を見ることができたので。

3位 馬場稲荷神社(前橋市馬場町) 
「あ・うん石仏」が珍しかったので。

2位 宿稲荷神社(榛東村広馬場)
石原流の手による社殿彫刻が素晴らしかった。

1位 光応山安勝寺(板倉町籾谷)
「金亀宝篋印塔」といわれる亀の上に宝篋印塔が乗っているのを初めて見たから。しかもサイズも大きい。

もちろん、これ以外にも印象に残った場所はたくさんあった。今年も約160ヶ所の記事をUPできた。我ながらよく頑張ったと思う。

今年も「上州まったり紀行」をご覧いただき、ありがとうございました。2018年も「上州まったり紀行」をよろしくお願いします。


2016年も、もう残すところわずかとなった。

恒例(?)の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年を締めくくりたいと思う。と言うことで、今年も良かったところ、残念だったところを個人的偏見で発表する。

まずは、ベスト5から。
5位 赤城寺(桐生市新里町)
境内の雰囲気は好きではないのだが、志村けん奉納のオブジェが笑えるので。

4位 光厳寺(富岡市)
仮面ライダー・ゴーストのロケ地(大天空寺)のため、1年を通してアクセス数が多かったので。かなり貢献してもらった(笑)。

3位 金古愛宕山古墳(高崎市)
今年行った古墳の中で、1番の石室だった。

2位 舟石(高崎市吉井町)
羊太夫が天から乗ってきた船という伝説にロマンがある。

1位 医光寺(桐生市黒保根町)
関口文次郎作の欄間彫刻が素晴らしかった。


つづいて、ワースト5。
5位 桂萱大塚古墳(前橋市)
石室は土砂で埋まっているし、覆いは排水溝のようだし・・・。

4位 大前田の地蔵菩薩石像(前橋市)
かなり傾いている。ちゃんと保存をお願いしたいのと、重文なのだから解説板を付けてほしい。

3位 旧常楽寺の石塔群(太田市)
宝篋印塔1基が倒壊してるけど大丈夫?

2位 山名八幡宮の水戸黄門腰掛石(高崎市)
まあ、承知のうえ行ったけど、余りにもウソ臭過ぎる(苦笑)。

1位 大森神社(高崎市)
果売箱(中国のゴミ箱)を狛犬代わりに置いてる。なんで???

ワーストは価値がないとか、そういうことではなく、あくまでオレの思いと多少違っていたということなので、誤解のないようにお願いしたいです。

2016年も「上州まったり紀行」にアクセスいただき、ありがとうございました。2017年も「上州まったり紀行」をよろしくお願いします。


2015年も、もう残すところわずかになった。

恒例(?)の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表し、1年を締めくくりたいと思う。ということで、今年も良かったところ、残念だったところを個人的偏見で発表する。

まずは、ベスト5から。
5位 荒船風穴(下仁田町)
見事、世界遺産に登録されたのでご祝儀です(笑)。

4位 菅原神社(富岡市妙義町)
拝殿の千鳥破風の鬼面彫刻が珍しかった。

3位 後閑城址(安中市)
自然の地形を利用した素晴らしい山城。依田氏、後閑氏という弱小領主が築城・保持していたことも驚きだ。

2位 白山神社(高崎市)
萌え系絵馬が気に入った。2016年の初詣候補地!

1位 群馬県護国神社(高崎市)
明治維新以来の英霊をお祀りするに相応しい、荘厳なお社である。

つづいてワースト5。
5位 八幡原A号及びB号石槨(高崎市)
枯草で覆われ、何も見えなかった・・・。

4位 旧松井田町役場(安中市松井田町)
耐震強度上の問題があるとはいえ、中に入れてもらえなかった。職員はそこで仕事してるのに・・・。

3位 大聖護国寺(高崎市)
上野国一社・八幡八幡宮の元別当寺とは思えないほど、ひなびてしまっている。

2位 浦野神村の墓(玉村町)
道端にあるのはしょうがないにしても、もう少し整備できないものか。

1位 後閑の五輪塔(桐生市新里町)
空輪、風輪が破損しているうえ、保存に力を入れているようにはとても見えない。桐生市よ、それでいいのか?

再度お断りしておくが、あくまでオレの個人的偏見に基づくものなので、そのへんは誤解なきようお願いします。

では、2016年も「上州まったり紀行」をよろしくお願いします。


2014年も、もう残すところわずかになった。

恒例となった(?)「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表し、1年を締めくくりたいと思う。ということで、今年も良かったところ、残念だったところを個人的偏見で発表する。

まずは、ベスト5から。
5位 榛名富士(高崎市榛名湖町)
ゴンドラに乗ったら小学生時代の遠足気分になった。

4位 静御前の墓(前橋市)
真偽のほどは不明だが、石祠に鎌倉時代のロマンを感じた。

3位 大信寺(邑楽町)
篠塚重廣を知るきっかけとなった。墓所の解説板も良かった。

2位 平塚赤城神社(伊勢崎市)
本殿の弥勒寺父子の彫刻が素晴らしい!

1位 おもちゃと人形 自動車博物館(吉岡町)
トヨタ2000GTなど、往年の名車が見られたし、薬師丸ひろ子のレコードジャケットが懐かしかった(セーラー服と機関銃)。

つづいてワースト5。
5位 卯三郎こけし(榛東村)
お土産にこけしを買おうと思ったが値段が高かった。

4位 多胡館跡(高崎市吉井町)
個人所有なんだろうけど、もう少し整備できないものか・・・。

3位 蓮華院(前橋市)
何でもかんでも詰め込めばいいってもんじゃない。

2位 天神山古墳(前橋市)
出土品含めその歴史的な意義と比較し、現状の悲惨さ。開発もいいけど、どうにかならなかったのかね。

1位 光台寺(高崎市)
山名氏館跡って・・・。根拠もないのに看板を立てた山名氏会の問題だけど、光台寺も断れよ!

あくまで、オレの個人的な主観に基づく見解なので、そのへん誤解なきようお願いします。

ということで、来年も「上州まったり紀行」をよろしくお願いします。


2013年も、もう残すところわずかになった。

今年も色んなところに行ってきた。ざっくり数えたら162ヶ所。神社仏閣、遺跡・史跡・古墳、博物館・資料館などなど。

ということで、今年も良かったところ、残念だったところを個人的偏見で発表する。

まずは、ベスト5から。
5位 山王廃寺跡(前橋市)
塔芯礎、石製鴟尾、根巻石がすばらしい!

4位 水上温泉ふれあい交流館(みなかみ町)
アントニオ猪木コレクションに元気をもらった!(ただし、企画展の評価であり、交流館の評価ではない)

3位 大隅俊平美術館(太田市)
日本刀(刀剣)の美しさに驚嘆・感激!

2位 群馬県埋蔵文化財調査センター(渋川市)
甲(よろい)を着た古墳人を見られて興奮した!(ただし、埋蔵文化財調査センター自体の評価ではない)

1位 草津白根山・湯釜(草津町)
神秘的なエメラルドグリーンの火口湖に疲れも忘れた!

つづいてワースト5。
5位 黒井峯遺跡(渋川市)
埋め戻されてただの野っ原。早く遺跡公園にしてほしい。

4位 八ッ場ダム広報センター・やんば館(長野原町)
ただのムダ。しかも八ッ場ダムが完成すると水没。さらにムダ。(現在、展示施設は道の駅「八ッ場ふるさと館」内へ移転)

3位 光徳寺(高崎市)
行った目的の旧威徳寺の内陣がよく見えず。

2位 善龍寺(桐生市)
龍門の滝がセコ過ぎ。

1位 岩宿博物館(みどり市)
興味もないのに行ったオレがバカだった・・・。

あくまで、オレの個人的な主観に基づく見解なので、そのへん誤解なきようお願いします。

ということで、来年も「上州まったり紀行」をご期待ください。


2012年も、もう残すところわずかになった。

今年も色んなところに行ってきたので、良かったところ、残念だったところを個人的偏見で発表する。

まずは、ベスト5から。
5位 藪塚・石切場跡(太田市)
森の中にある切り立った石の神殿(廃墟だけど)って感じ。

4位 川場村歴史資料館(川場村)
江口きちの資料を見て、泣けてきちゃったので。

3位 めがね橋(安中市)
碓井峠旧道に、突然現れる立派なレンガ造りの橋。おぉ~って感じ。

2位 天増寺(伊勢崎市)
稲垣氏累代の墓(宝篋印塔)が21基も並ぶ姿は圧巻。

1位 木曽三社神社(渋川市)
上から見下ろす社殿の荘厳さ。厳かな雰囲気が漂う。

つづいてワースト5。
5位 童謡ふるさと館(みどり市)
「大人も楽しめる」ってふれ込みだったけど、そうでもなかった。

4位 滝沢古墳(吉岡町)
移築・復元された古墳だけど、葺石がすご過ぎ。まるで石垣・・・。

3位 草津中和工場(草津町)
併設の「環境体験アミューズメント」の展示がチープ過ぎ。

2位 永源寺(藤岡市)
池泉式鑑賞庭園が手入れされてなくて・・・。

1位 永徳寺(太田市)
「さつき寺」って別名があるが、季節外れに行ったら何にもなかった。

あくまで、個人的な見解なので、一般の評価とは違うかもしれないがご了承を。

ということで、来年も「上州まったり紀行」をご期待ください。

2011年も、もう残すところわずかになった。

今年も色んなところに行ってきたので、良かったところ、残念だったところを個人的偏見で発表する。

まずは、ベストから。
5位 総合スポーツセンター・スポーツ資料館(前橋市)
めったに見られないオリンピックのメダルを見られたから

4位 中曽根康弘資料館(高崎市)
実際の首相執務机や様々な戦後政治資料が素晴らしい

3位 伊勢塚古墳(藤岡市)
その石室の美麗さに驚愕

2位 高山神社(太田市)
鳥居や社殿の重厚感、威圧感、荘厳さ

1位 三夜沢・赤城神社(前橋市)
全体から醸し出す荘厳な雰囲気

つづいてワースト。
5位 入野碑(高崎市吉井町)
オレが勝手に勘違いをしすぎていたのと、山道を登って疲れたということ

4位 伊参スタジオ公園(中之条町)
展示物そのものにまったく興味を覚えなかった

3位 浅間火山博物館(長野原町?)
力の入れるところが違ってるのでは? あと、入館料のわりにチープ

2位 世良田東照宮(太田市)
一部有料拝観なんだけど、とてもそのレベルではない

1位 新田荘歴史資料館(太田市)
こっちが期待を持ち過ぎていたかもしれないが・・・、展示内容に新田氏関係が少ない!

あくまで、個人的な見解なので、一般の評価とは違うかもしれないがご了承を。
ということで、来年も上州紀行ものをご期待ください。


上毛かるた紀行、上州まったり紀行、合わせてそれなりの数の場所へ行ってきた。

年末でもあるので、ここでこれまでの個人的なベスト、ワーストを考えてみた。基本的には、オレの「嗜好」によるもので、一般的な評価とは違うかも。みんな、それぞれ想い出があり、難しいけど。

では、2010年上毛かるた紀行&上州まったり紀行アワード、発表!!

まずは、ベスト3!
第3位  相川考古館(伊勢崎市)
こはにクンに尽きる。国指定の重文の埴輪が素晴らしい。

第2位  軍配山古墳(玉村町)
墳丘に登ったら滝川一益の気分になれる

第1位  不二洞(上野村)
地球の歴史、自然のすごさに魅かれたから


続いて、ワースト3!
第3位  富岡製糸場(富岡市)
見学コース(エリア)に対し、料金高過ぎ

第2位  大戸の関所跡(東吾妻町)
復元した門があまりにチープ過ぎ

第1位  牛伏山(高崎市吉井町)
節操のなさもさることながら、元町長の銅像がすべてを台無しにしている

ということで、2011年もいろいろ巡ってきます。

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