北群馬郡吉岡町小倉の日枝神社。


小倉日枝神社の創建年などは不詳。社伝では最澄が船尾山に大伽藍寺院を創建した時に、その麓の村々に山王社を21社勧請した中の1社が当社とされる。これによれば、創建は弘仁年間(810~24年)となる。鳥居は元文4年(1739年)の建立。



社殿は明治38年(1905年)の建立。

ご神木のもみじ。平成20年(2008年)に伐採。記念として幹を残している。この木の実生が2代目として植樹されている。数十年後には大きなご神木となるだろう。

石宮と山王大権現と刻まれた扁額。他の日枝神社も合祀されているのかもしれない。

境内社・末社群。詳細は不明。

庚申塔や念仏供養塔。二十二夜塔(如意輪観音)は寛政5年(1793年)の銘がある。


境内社の産泰神社。前橋市下大屋町の産泰神社からの勧請。

祠内にはご神体の板碑が鎮座する。「吉岡町文化財マップ」によると、板碑には阿弥陀三尊が刻まれているということだが、なぜ阿弥陀三尊? 元は別の仏教関係の板碑が、いつの間にかご神体になったというかな。