邑楽郡板倉町海老瀬の板倉町文化財資料館。

板倉町文化財資料館は町内で発掘された土器や埴輪などが展示され、板倉町の歴史や水場の文化を紹介している。また、糸紡ぎ・機織りが体験することもできる。平成24年(2012年)に現在地へ移転している。


板倉町は利根川と渡良瀬川の合流地域あたり「水場」と呼ばれている地域が多い。その「水場」に生きる知恵などが、生活の中に取り入れられている。母屋よりも盛土で高くしたところに避難用の水塚(みつか)を作るなど。




板倉町の歴史を示すコーナーには、町内の古墳や遺跡から出土した遺物が展示されている。



土偶や三角縁仏獣鏡も出土しているようだ。この2品はレプリカ展示。


板倉町には「貝塚」が多く残されており、縄文時代ころは海だったことを示している。まあ、貝塚は先史時代の人々のゴミと言われているけど。展示品は実際の貝塚の表面を剥ぎ取ったもの。ちなみに、群馬県内で貝塚があるのは板倉町だけである。

「ご自由にお持ち帰りください」とあったので、栞と缶バッジをいただいてきた。どちらも板倉町を題材にしたオリジナル。いくつか絵柄の種類があった。
資料館としての規模が大きいわけではなく展示物も少ないけど、手作り感あふれる展示になっている。もちろん、良い意味で。