高崎市菊地町の抜鉾神社。

抜鉾神社 (1)
抜鉾神社は和銅4年(711年)の創建と伝わる由緒ある神社。約1300年の歴史を誇る。

抜鉾神社 (2)
抜鉾神社 (3)
抜鉾神社 (4)
昭和57年(1982年)の台風による倒木で社殿が一部壊れたが、平成7年(1995年)に改修している。

菊地町にはウナギにまつわる伝説が残っている。

昔、松本三左衛門という人がおり、温厚誠実な敬神家で抜鉾神社を信仰していた。その三左衛門の2人の子どもが天然痘にかかってしまった。そんな時、夢に老翁が現れ「当神の化身である。2人の子どもの難病をウナギを身代わりとして治してあげよう」と告げられた。

後日、ウナギを売りが来たのでウナギを買い、竹筒の中で飼っていたところ子どもたちの天然痘が治るに従い、ウナギの全身が天然痘にかかったようになり、子どもたちが全快するとウナギは重篤の様相となったという。これ以来、築地町ではウナギを食する者はいないという。

伝説は伝説として、現在も食べないかは知らないけどね。