藤岡市藤岡の福島元七顕彰碑。富士浅間神社の境内にある。
(富士浅間神社は「藤岡市藤岡・富士浅間神社」参照)。

福島元七は慶応2年(1866年)生まれ。福島家は代々江戸幕府の御用鍛冶を務めていた家系。元七は明治33年(1900年)に桑切り包丁を上下させることによって、次々に桑葉が刃の下へ送られる仕組みの蚕具桑刻機(通称「福島式桑刻機」)を発明した。
当時の養蚕業は高山社の「清温育」が全盛で、蚕の成長に合わせて与える桑葉の大きさを変えていたため、桑葉を刻む作業は農家の大きな負担であった。そのため「福島式桑刻機」は注文が殺到し、海外も含め約150万台も販売されたという。
その後も「五穀脱穀機」「大豆粕削機」「籾摺機」なども発明。専売特許27件・実用新案31件などを取得。昭和5年(1930年)には帝国発明協会から有功会員に推されている。
大正12年(1923年)58歳で没する。

元七の功績を顕彰するため、昭和4年(1929年)富士浅間神社境内に「福島元七顕彰碑」(福島翁之碑)が建てられた。


昭和4年の顕彰碑建設と同時に「福島元七の銅像」も建てられたが、昭和17年(1942年)に戦時供出されてしまった。そのため昭和43年(1968年)同所に肖像入りの塔が建てられている。
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