藤岡市中の泡輪(あわ)神社。

泡輪神社 (1)
泡輪神社の由緒は不詳。宝永5年(1708年)に再興されたといわれる。本社は奈良市に鎮座する率川(いさがわ)阿波神社。率川阿波神社は宝亀2年(771年)藤原是公の創建という。

是公は藤原南家の公卿。牛屋大臣と称された。南家は不比等の長男・武智麻呂に始まる。是公は武智麻呂の4男・乙麻呂の長男になる(つまりは不比等の曽孫)。藤原南家の関係者が国司などとして当地に赴任し、率川阿波神社の分霊を勧請したのだろうか。

泡輪神社 (2)
泡輪神社 (3)
覆屋内の本殿は立派である。

泡輪神社 (4)
道祖神と石宮が2座。

泡輪神社 (5)
泡輪神社 (6)
万葉歌碑が2基建っている。

「かみつけの おどのたどりが かわぢにも こらはあはなも ひとりのみして」
「かみつけの おののたどりが あはぢにも せなはあはなも みるひとなしに」

上野国東歌の巻14-3405歌と、それが変化した「或る本の歌に曰く」とされている歌らしい。建碑などの経緯は不明。