太田市新田小金井町の大字山放光寺。

放光寺 (1)
放光寺は元文5年(1740年)東雲寺14世・徹音の開創と伝わる。

放光寺 (2)
境内入口の地蔵像や如意輪観音像。

放光寺 (3)
放光寺 (4)
本堂の建立年などは分からないが、まだ新しい。本尊の地蔵菩薩を祀る。

放光寺 (5)
境内の青面金剛塔・庚申塔・馬頭観音塔。馬頭観音塔には天保10年(1839年)の銘が読み取れた。

放光寺 (6)
石宮があったが詳細は不明。お寺にも屋敷神は祀られているので、それかな?

放光寺の西側に接して般若坊屋敷と呼ばれている戦国時代に遡る伝承をもつ屋敷跡がある(現在は宅地と畑になっている)。古記録に「戦国時代に紀州根来の僧・般若坊が戦に敗れて当大字に来て住みついた」とある。また別の古記録には、当地に来たのは「享禄2年(1529年)」とある。

放光寺には般若坊の位牌が保管されており、天正3年(1575年)入寂とある。般若坊と放光寺との関連は不明だが、放光寺の前身となる庵のようなものがあったのかもしれない(勝手な推論)。