太田市新田上田中町の太奈荷(たなか)神社。
太奈荷神社は元は飯玉神社で、大正4年(1915年)に稲荷神社(同末社厳島神社含む)・関神社を合祀し太奈荷神社と改称している。「太奈荷」と当て字を使ったのは、この2年前(大正2年)に田中八幡宮を田中神社としていたからだと思われる。
(「太田市新田下田中町・田中神社」参照)
元の飯玉神社の勧請年などは不詳だが、元文5年(1740年)銘の扁額が残されている。
社殿の建立年など、詳細は不明。
拝殿の奉納額。文字はすっかり消えていて読めないが、木刀が納められている。
社殿裏の宝篋印塔。延享3年(1746年)の銘がある。神仏混淆時代の名残かな。
記念碑が5基まとまられている。「水事碑」「社務所遷築寄付芳名」「喞筒購入紀念碑」など。ちなみに「喞筒」とは、今で言うところのポンプ。
庚申塔や青面金剛塔が集積されている。
境内末社の菅原社・産霊社・雷電社など。
社殿前のクロマツの大木。樹高約27m・目通り約4mで、樹齢は300~350年と推定される。
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