藤岡市保美の石造大日如来坐像。
民家脇の細い農道のような道を進むと竹林になる。その竹林の一部切り拓かれており、トンネルの入口のようになっている。
竹林の中が境内のようになっていて、そこにお堂(覆屋と言った方が良いかな)が建っている。地域の方々の手造りだと思われる。
灯籠は明治13年(1880年)の奉納。
灯籠の横には不明の施設。上屋の下には何があるわけでもなく、平たい石(敷石?)があるのみ。何だろう?
石造大日如来坐像。見た目で総高約90cm、幅約45cm、厚さ約40cmといったところ。材質は牛伏砂岩のようで、かなり風化している。両手とも手首から先が欠損しており、顔容もほぼなくなっている。露座の時代が相当あったと考えられる。
現在も地域の方々が12月第1日曜日にお祭りを行っている。もともとは11月28日だったと思われる(28日が大日如来の縁日)。この時期にお祭りを行っているのは、秋の実りへの感謝からだろう。
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