利根郡昭和村川額の八幡宮。

川額八幡宮は永禄元年(1558年)宇佐八幡より勧請したと伝えられる。明治42年(1909年)に諏訪神社、熊野神社、赤城神社など14社を合祀している。


鳥居は宝永7年(1710年)の建立。

狛犬は風雨により着色が剥がれてきており、腹部周辺のみ色が残っている。 目や口の周りに赤(朱)が入っているものは見るが、全体に水色(青)が使われているのは見た記憶がない。


社殿は宝暦9年(1759年)の建立。拝殿は明治25年(1892年)、昭和2年(1927年)などに改修を行っている。拝殿横には奉納額のみ残されているが、弓矢が納められていたのだと思う。

本殿には見事な彫刻が施されている。昭和51年(1976年)に塗装修復(着色)が行われている。



龍と雲や雷神の彫刻。彫刻写真の3枚目には中央に微妙な空間があるので、一部彫刻が脱落してしまったのかもしれない。

力神は容姿が少し滑稽に見えてしまう。着色の関係かな。


合祀された諏訪神社。諏訪神社も永禄元年(1558年)に勧請されている。

多くの境内社・末社の石宮が並ぶ。

境内にある川額集落センター。ここには割拝殿様式の舞殿があったが、昭和54年(1979年)集落センター建設に伴い撤去(後に解体)されている。それ以前より社務所を川額公会堂として開放していため、その関係から境内に集落センター建設となったのだと思う。
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