甘楽郡甘楽町小川の小幡山光源寺。
光源寺は大同年間(806~10年)徳一上人の開山と伝わる古刹。徳一は法相宗の高僧で、最澄(伝教大師)と「三一権実諍論」(仏教宗論)を行っている。その後の寺勢に関しては不明だが、元和2年(1616年)に呑龍上人が中興したという。
呑流と言えば「太田金山 子育て呑流」で群馬県民にはおなじみの、大光院新田寺を開山した名僧。
本堂には本尊の阿弥陀如来を祀る。呑龍上人が中興したため、現在は浄土宗の寺院である。
境内の六地蔵。昭和57年(1982年)の造立。
境内の観音堂。文化(1804~18年)から天保(1831~45年)にかけて住職を勤めた玄瑞和尚が、秩父34ヶ寺観音霊場を模して建立。現在の観音堂は平成4年(1992年)の建立。
中央の十一面観音像は平成4年に納められている。唐金(青銅)製みたいだ。
墓地入り口の念仏塔。浄土宗だということがすぐ分かる。
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