渋川市赤城町棚下不動尊と棚下不動の滝の2回目。
(その1は「渋川市赤城町棚下・棚下不動尊と棚下不動の滝」参照)

棚下不動尊と不動の滝2 (1)
以前は不動堂の左側から不動の滝(奥の院)への参道があったが、平成23年(2011年)の東日本大震災時に断崖が崩れ落ち、参道が破壊されてしまった。そのため一般の人は滝や奥の院へ行くことが不可能となっていた。

そこで、本堂向かって右側に新たな参道を整備、平成31年(2019年)に滝まで行けるようになった。

棚下不動尊と不動の滝2 (2)
棚下不動尊と不動の滝2 (3)
新たに整備された参道を登っていく。この参道の階段も大雨で流されたため、翌年(2020年)に再整備されている。このように地元の方々にご苦労してもらったおかげで、滝まで登っていける。感謝しかない。

棚下不動尊と不動の滝2 (4)
棚下不動尊と不動の滝2 (5)
棚下不動の滝。これは通称「雄滝」と呼ばれる。落差37mで断崖を一気に流れ落ちる。「日本の滝百選」の一つに選ばれている。

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棚下不動尊と不動の滝2 (7)
滝の裏側の崖が水流により大きく浸食されているため、滝の裏側に入ることができる。所謂「裏見の滝」になっている。

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滝壺は浅く小さいので、けっこう近くまで行くことができる。水しぶきを浴びながら、その壮観な姿を見るとこができる。とは言え、安全には十分注意をするのは言うまでもない。

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棚下不動尊と不動の滝2 (11)
岩窟に境内を構える奥の院。木造平屋建て、切妻・平入・桁行3間程の小堂。

棚下不動尊と不動の滝2 (12)
棚下不動尊と不動の滝2 (13)
境内には奉納された石仏や石碑が多数ある。

棚下不動尊と不動の滝2 (15)
高千穂などでよく見かける石積み。石を積みながら願い事をすると、叶うといわれる。

棚下不動尊と不動の滝2 (14)
棚下不動の滝(雌滝)。雌滝へは遊歩道が整備されていないため、遠方から眺めるのみとなる。駐車場から登り始めて、右側上に石宮があるあたりで振り返ると見える。雌滝は落差が40mあるが、水量は雄滝より少なめ。

不動堂から雄滝までは遊歩道が整備されているが、急坂なうえ岩場もあるためサンダルやヒールなどは止めた方がいい。特別な準備(登山的なもの)の必要はないが、山道だと言うことは忘れないように。