渋川市赤城町樽の赤城山正念寺。

正念寺 (1)
正念寺は雙林寺11世・自然玄悦の開山。創建年は不詳だが、自然玄悦が開山した他の寺院の由緒などから、天正年間(1573~92年)あたりの創建と考えられる。

正念寺 (2)
正念寺 (3)
門前の地蔵像など。六地蔵の塔芯と上部の石仏は元は別々のものだと思う。台座には寛政6年(1795年)の銘がある。

正念寺 (4)
風化のため像容は分かりづらいがお地蔵さまかな。

正念寺 (5)
本堂などは明治24年(1891年)に焼失、昭和7年(1932年)に再建されている。

境内に石田九右衛門久金の大蛇伝説に係わる蛇塚があったが、今は平削されてその場所は分からなくなっている。九右衛門は樽村の長者で、酒造と材木商を行っていた。

その昔、寺の近くに九右衛門が営む酒屋があった。酒の味が良いと評判だったが、毎晩大蛇が現れ酒を一樽も飲んでしまうので困っていた。意を決した九右衛門は使用人らと大蛇を斬り殺した。死骸は正念寺の境内に捨てた(蛇塚)。酒屋に大蛇は来なくなったが、酒がよくできなくなり酒屋は潰れてしまったという。