渋川市北橘町上南室の赤城神社。
上南室赤城神社の由緒は不詳。明治40年(1907年)に赤城山大洞の赤城神社に合祀される。しかし昭和22年(1947年)氏子中の要望により分祀されている。
鳥居前の木が倒れかかっている。フェンスで囲われている(水源?)が、木はその中から。フェンスは鳥居前の半分くらいを塞いでいる状態。何か切れない理由があるのかな(ご神木ではないだろうし)。
境内の灯籠は文政3年(1821年)の奉納。
社殿は大正12年(1923年)に焼失、翌年再建されている。この時点では赤城山大洞に合祀されているのに社殿を再建したのは、将来的に分祀するという強い意志が氏子中にあったということか。
境内社・末社群。八坂神社、日枝神社、諏訪神社、厳島神社など。
社殿脇に仏塔・石仏などが集積されている。僧侶の墓石もあるので、当地に寺院などがあったようだ。
数ある仏塔類の中で、この二十二夜塔(如意輪観音)のみ解説板が設置されていた。文化2年(1805年)の造立だが、文化財指定されているわけではないようだ。その他、享保15年(1730年)の地蔵像などがあった。
鳥居脇には松尾芭蕉の句碑がある。「猶見たし 華に明行く 神の顔」。明治20年(1887年)の建碑。
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