安中市松井田町下増田の貴船山増国寺。
元亨2年(1322年)法印慶弘の開山で天神坊覚性寺として創建。後に貴船山満昌寺と改称。寛政6年(1794年)火災のため堂宇並びに古記録を焼失。そのため中興(寺号改称)の経緯などは不明。
明治40年(1907年)国衙村の自性寺と合併、増国寺と号している。これは下増田村の「増」と国衙村の「国」から取っている(合併時は既に町村制が施行され、両村は九十九村になっていたが)。
石段の両脇には石仏・石塔類が並んでいる。
本堂などは明治43年(1910年)ころ火災により焼失。昭和6年(1931年)に再建されている。昭和54年(1979年)に銅板葺き屋根に改修している。
境内の六地蔵。
青面金剛塔・庚申塔や宝塔。庚申塔類は寛政(1789~1801年)、文化(1804~18年)の造立が多い。
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