富岡市原の丹来宇(たらう)神社。
「丹来宇」表記以外に、資料によって「丹来」「丹来生」「丹来守」「丹耒宇」「多来宇」などと記載されている。
丹来宇神社は保元2年(1157年)に当地へ移住してきた丹生四郎金乗の創建と伝わる。金乗は5つの神社を創建(勧請)したとされるが、そのうちの1社である。
(「富岡市上丹生・丹生山金乗寺」参照)
鳥居は平成29年(2017年)の建立。扁額は「丹來宇」となっているが「來」は「来」の旧字体。
社殿は老朽化しているが、なかなか改修もままならないのはどこも同じ。その中で、拝殿の鈴の房だけが、まだ新しかった。房は平成22年(2010年)に新調されているようだ。
社殿脇の石造物は金精さまかな。子宝、安産、縁結び、下の病などの霊験があるとされる。特に子宝(安産)祈願のため、多くの神社に副次的な信仰・崇拝として現在まで残されている。
金精さまの元に、なぜか八幡宮と刻された石もあった。原地区には八幡宮もあるけど、何か関係があるものなのかな。
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