安中市松井田町二軒在家・白龍山慈雲寺。

慈雲寺 (1)
慈雲寺は慶長8年(1603年)上後閑村(現、安中市上後閑)の長源寺17世・名国宗誉和尚の開山、越中国金山城主・河田豊前守長親の開基とされる。河田長親の法号が「慈雲寺殿龍山義伯大居士」であることから、白龍山慈雲寺と号している。

慈雲寺 (11)
山門は平成14年(2002年)に改修されている。

慈雲寺 (2)
慈雲寺 (3)
門前の六地蔵と仏塔・石仏群。

慈雲寺 (4)
改修前の山門に乗っていた瓦かな。

慈雲寺 (5)
慈雲寺 (6)
慈雲寺 (7)
立派な本堂の前には白ゾウがいる。慈雲寺のご本尊は釈迦如来だが、お釈迦さまの生母である摩耶夫人が、釈迦を身籠る際に六牙の白象が胎内に入る夢を見たという説話からかな。釈迦涅槃図でもゾウが悲しんでいる姿が描かれている。ちなみに、摩耶夫人はお釈迦さまの生後7日目に亡くなったと伝えられている。

慈雲寺 (8)
白寿観音像。平成9年(1997年)の造立。

慈雲寺 (9)
龍の形をした手水舎(だと思う)。水源がつながっているふうには見えなかったが。平成13年(2001年)の製作。

慈雲寺 (10)
季節が合えば、牡丹などがきれいに咲いているようだ。

ところで開基と書いた河田長親だが、実は天正9年(1581年)に病死している。慈雲寺の開創は慶長8年(1603年)なので年代が合わない。長親の末裔(一族)が江戸期に当地を納めていたとされるので、開基として名を使ったのかもしれない。墓地には河田一族のお墓もある。