前橋市荒牧町2丁目の新田お不動さま。
新田地区のお不動さまは元文元年(1736年)の創建と伝わる。前橋市都市計画事業により、昭和62年(1987年)現在地へ移転。新たに不動堂を建立している。
堂内には石塔形1体と石仏形2体が祀られている。中央がご本尊かな。
中央の石塔形には何も彫られていないように見える(不動明王が線刻されているのかもしれないが)。
新田のお不動さまには次のような逸話が残っている。明治22年(1889年)に発生した火災は新田地区にも燃え広がり大きな被害を出したが、お不動さまに近づいた火は急激に衰え、わら葺き(当時)のお堂と付近の2軒は火災から免れたという。
それ以来「火除けのお不動さま」としてより厚い信仰を集めている。
境内の石仏群。風化していて像容がよく分からないが、薬壺を持っているように見えるので薬師如来かな。
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