前橋市川原町1丁目の阿弥陀如来石宮。

川原の阿弥陀如来 (1)
川原の阿弥陀如来 (2)
阿弥陀如来を祀る石宮は、当地の永井家の祖先が一族の繁栄を願って建立したもの。毎年3月15日を例祭とし、一族で参詣するという。

石灯籠は向かって右が文政8年(1825年)、左が天保11年(1840年)の造立。石宮は寛永5年(1628年)の建立。

天明3年(1783年)の浅間山大噴火時は、押し寄せた泥流のため他地域との交通が遮断され、村人はここに避難し鐘を鳴らし念仏を唱え無事安泰を祈ったという。この阿弥陀如来石宮のある場所は、当時は小高いところであったため住民が避難してきたのだろう。

川原町は利根川の中州を開拓した河原島新田と称した地域で、他村との合併や分村を経て明治期に川原島新田村、その後南橘村になっている。昭和29年(1954年)に前橋市に編入(現在の川原町に)。