前橋市川原町1丁目の市杵島神社。
川原市杵島神社は寛永7年(1630年)建立の弁財天が始まりとされる。明治20年(1887年)に菅原神社、明治40年(1907年)に稲荷神社を合祀している。
平成16年(2004年)に川原町の土地区画整理事業に伴い、現在地へ遷座している(完了年)。鳥居は遷座時に木造から石造にして新規建立。
狛犬・灯籠も遷座時の新規奉納。
社殿は明治14年(1881年)の建立。拝殿は昭和52年(1977年)に瓦葺きに、遷座時に銅板葺きに改築されている。また本殿覆屋も遷座時に新規建立されている。拝殿前の旧灯籠は寛政3年(1791年)の奉納。
多くの庚申塔が集積されており、百庚申となっている(実際に何基あるかは数えていないが)。
社殿裏の境内社・末社群。神明宮・琴平宮・大山祇神社・三峯神社・若宮八幡宮・住吉神社・菅原神社・稲荷神社・水神宮など。
馬鳴菩薩塔。嘉永3年(1850年)の造立。他に衣笠大神塔もあり、いずれも養蚕の神様である。
川原町は養蚕が盛んであったが、利根川の洪水により桑畑が水没するなどの被害を受け、養蚕は徐々に衰退したという。現在前橋ゴルフ場となっている利根川河川敷一帯は桑畑だったようだ。
コメント