前橋市富士見町米野の赤城神社。


米野赤城神社の由緒は不詳。明治40年(1907年)に村内の諏訪神社、菅原神社、八坂神社とそれぞれの境内社を合祀している(富士見村誌)。境内の「神社合祀乃碑」には明治42年(1909年)とあった。どちらが正しいのかは分からない。
鳥居は3基建っており、石段下の1基目(一の鳥居)の扁額は「諏訪大明神」。合祀された諏訪神社のもの。明和元年(1764年)の建立。


石段を上がると2基目(二の鳥居)。扁額は「赤城大明神」。延享元年(1744年)の建立。


さらに数段の石段を上がると3基目(三の鳥居)。扁額は「天満宮」。合祀された菅原神社のもの。明和元年(1764年)の建立。



社殿の建立年などは不明だが、扁額に昭和9年(1934年)とあったので、その時かも知れない。

境内社の息洲神社。明治10年(1877年)赤城神社境内へ遷座している。あまり聞かない社名だが、祭神は岐神。古来より牛馬守護の神・豊穣の神としてはもとより、禊・魔除け・厄除け、道中安全の神として信仰されているらしい。
疫病・災害などをもたらす悪神・悪霊が集落に入るのを防ぐとされる神とのこと。
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