前橋市富士見町原之郷の萩林庵。

萩林庵の阿弥陀像 (1)
元は浄久院萩林庵という庵院。現在はお堂があるのみだが、山門や広い境内を有していたという。

本尊の阿弥陀如来像は銅製の立像で、高さは約45cm。背面に応永34年(1427年)の銘がある。明治4年(1871年)に周辺の大火により庵が焼失した際は、如来が自身で前の川へ身を沈め、難を逃れたという言い伝えが残っている。前橋市の重文に指定されている。

残念ながら、お堂の中は見ることができないようだ。

萩林庵の阿弥陀像 (2)
法華経供養塔。

萩林庵の阿弥陀像 (3)
墓碑や仏塔、庚申塔などが残っている。

萩林庵の阿弥陀像 (4)
庚申塔と青面金剛。庚申塔は安政7年(1861年)の造立。