藤岡市神田(じんだ)の神田地区古墳群。

藤岡市神田古墳群 (1)
藤岡市神田古墳群 (2)
神田地区古墳群は神流川左岸の台地上に分布している後期古墳を代表する古墳群である。平成25年(2013年)に発掘調査が行われ、その後すべて埋め戻されている。17基の古墳が藤岡市の史跡に指定されている。

藤岡市神田古墳群 (3)
藤岡市神田古墳群 (4)
古墳群の中で最大規模のK-15号墳(高橋塚古墳)。全長24mの前方後円墳。

藤岡市神田古墳群 (5)
前方後円墳に見るが、2つの円墳(Mー4号墳とMー5号墳)が並んでいるもの。間に土砂が堆積したようだ。

個々の古墳に関する解説板などがないため、細かいデータはよく分からない。

藤岡市神田古墳群 (6)
古墳群の西側を走る県道13号線沿いに「頭椎太刀発見の古墳」との解説板が立っている。当地には全長30mの前方後円墳があり、明治28年(1895年)に石室中より金銅製で160cmの太刀が発見されたという。

現在その太刀は奈良の橿原神宮の宝物となっているとある。なぜ橿原神宮? なお、この前方後円墳はいつの頃か不明だが、消滅してしまったようだ。

古墳群は土地改良事業に際して、地元の要望等を受けて区域内にある古墳17基を文化財として残すため、換地により供出されたものである。土地は藤岡市に寄贈されている。