吾妻郡高山村中山の中山敷石住居跡。
昭和47年(1972年)農作業中に、平らな石を敷き並べた跡が見つかり、発掘調査の結果、4000年ほど前の縄文時代の住居が1棟、完全な形で発見された。
円形の住居部分と長方形に細長く張り出す出入り口からできている。住居の床に敷いた平らな石のすき間には、小さな石を入れている。中央には石組の炉があり、張出部は住居より一段高くなっている。住居から廊下状に平坦な石が2石あり、張出部には板石を立てて囲っており、内側にも石が敷かれている。
この辺一体には、さらに多くの住居跡が畑の下に眠っていると考えられている。
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