佐波郡玉村町上之手の若王子神社。

若王子神社 (1)
若王子神社 (2)
若王子神社 (3)
若王子神社の由緒は不詳。明治41年(1908年)に玉村八幡宮へ合祀されたが、地域の方々により現在も祀られている。

主祭神は熊野久須毘命なので、元は熊野神社かもしれない。また、熊野久須毘命は須佐之男命が天照大御神の持ち物である八尺瓊勾玉を譲り受けて、化生させた五柱の最後の神とされるので(つまり世俗的に言うと末っ子)若王子との社名になったともわれる。

平成21年(2009年)に鳥居、石祠とも新規建立されている。

若王子神社 (4)
境内社の疱瘡神社、菅原神社、八坂神社。

若王子神社 (5)
左の石碑は「上之手村霜害記念碑」。大正5年(1916年)の霜により養蚕業が大被害を受けたこが書かれている。その時の蚕を供養するために祀られたのが右の蚕社(石祠)。石祠は平成21の新規建立。

若王子神社 (6)
庚申塔などが集積されている。

若王子神社 (7)
若王子神社は玉村町33号墳(若王子古墳)上に鎮座する。径約31mの円墳。土器や直刀が出土したとの記録が残る。