佐波郡玉村町福島の天満宮。

福島天満宮 (1)
福島天満宮 (2)
福島天満宮の由緒は不詳。明治43年(1910年)に、当時政府が推し進めていた「神社合祀政策」により廃社にっている。しかし地域の方々が今も祀り続けている。

福島天満宮 (3)
石段下の灯籠は平成5年(1993年)の奉納。

福島天満宮 (4)
福島天満宮 (5)
福島天満宮 (6)
社殿には明治天皇と昭憲皇太后の御歌が掲示されている。
「目に見えぬ 神にむかいて はじざるは 人の心の まことなりけり」(明治天皇)
「日に三度 身をかへりみし いにしへの 人の心の まことならひてしがな」(昭憲皇太后)

福島天満宮 (7)
松尾芭蕉の句碑もある。「梅か香に のつと 日の出る 山路かな」

福島天満宮 (8)
福島天満宮 (11)
境内社・末社、道祖神、庚申塔と二十三夜塔など。

福島天満宮 (9)
水害復旧碑。昭和22年9月のカスリーン台風の被害が克明に記されている。

福島天満宮 (10)
福島天満宮の鎮座しているのは天神古墳の墳頂部。円墳と推定されるが未調査のため詳細は不明。現在は高さ2m程度だが、この辺りは天明3年(1783年)の浅間山の大噴火(天明の浅間焼け)時の泥流により多くの土砂が堆積しているので、実際の古墳規模は分からない。