佐波郡玉村町五料の関所跡。

五料の関所跡 (1)
五料の関所は日光例幣使街道に設置されていた関所。利根川を渡る手前(玉村町側)にあった。戦国期に那波氏の家臣・石倉氏が関所を設けて私的に関銭を取っていた。天正18年(1590年)に那波氏が滅んだ後、慶長6年(1601年)に前橋藩が石倉氏の関所を藩の関所としている。

その後、例幣使街道の整備により、元和2年(1616年)正式に例幣使街道の関所となっている。設置年に関しては寛永8年(1631年)、寛永13年(1636年)、元禄10年(1697年)などとする説もある。

五料の関所跡 (2)
現在は門柱礎石と井戸が残るのみである。解説板に関所の図が描かれていたので赤丸を付けてみた。

五料の関所跡 (3)
五料の関所跡 (4)
門柱の礎石。現在の道幅の両側にある。

五料の関所跡 (5)
五料の関所跡 (6)
関所跡からそのまま進むと利根川の堤防に出る。サイクリングロードになってるのかな。左側を見ると五料橋がすぐそこに見える。

五料の関所跡 (7)
五料の関所跡 (8)
堤防を五料橋側に少し行くと左側に井戸がある。

天明3年(1783年)の浅間山大噴火時には、利根川を流れてきた泥流により関所は埋没している。屋根が見えるだけだったといわれる。五料の関所は明治元年(1868年)に廃止されている。