佐波郡玉村町飯倉の飯玉神社。


飯倉飯玉神社は応仁年間(1467~69年)那波氏が堀口村(現在の伊勢崎市堀口町)の飯玉神社より分祀し創建。那波氏が領内に創建した99社のひとつ。天正18年(1590年)に那波氏が滅んだ後も、郷民が鎮守として祀り続けてきた。
(堀口飯玉神社は「那波総社 -堀口飯玉神社-」参照)
鳥居は平成5年(1993年)の建立。皇太子殿下(現天皇陛下)の御成婚記念とあった。



拝殿は19世紀中ころ、本殿は18世紀中ころの建立とされる。本殿は覆屋内なので見られないけど。


境内に富士塚のようなものがあるが、その上に鎮座するのは境内社の諏訪神社。


麓には養蚕神(石碑)や石上社、比叡大神(石碑)。

五軒組氏神様。五軒の斎藤さんの氏神だという。


境内社の天満宮。囲われている大杉の根元に天満宮が鎮座している。


境内に遊具が設置されている。滑り台や鉄棒、ブランコは他所でも見かけるが、シーソーはあまり見ない。

隣の飯倉公民館の敷地一角に「浸水水位」と矢印の書かれた案内板が設置されている。昭和22年(1947年)のキャサリーン(カスリーン)台風による烏川の洪水時の最高水位らしい。数値は書かれていないが2m以上あったと思う。
群馬県内で592人の死者を出す大災害となった。この表示が水害対策になるわけではないが、災害を忘れないためにはよい試みだと思う。
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