北群馬郡吉岡町下野田の野田神社。


野田神社は稲作の守護神として稲荷神社として創建されている(創建年などは不詳)。明治40年(1907年)に村内の野田大明神、見城社、八幡社と合併、野田神社と改称されている。
鳥居は昭和7年に(1932年)に旧野田大明神からの移設。よって扁額は「野田大明神」。寛保2年(1742年)の建立。

社殿前の灯籠は昭和7年に旧見城社からの移設の。文政13年(1830年)の奉納。


社殿も同じく昭和7年に旧野田大明神からの移設。扁額に文化4年(1807年)の文字が見えるので同年の建立かもしれない。また、正一位野田大明神の下に太々御神楽とも書かれているので、神楽が伝わっていたようだ。
野田大明神の右には縦書きで「椿名神社」ともある。榛名神社のことと思うが、詳細不明。

社殿裏の境内社・末社群。詳細は不明。

青面金剛と二十三夜供養塔。青面金剛は明和6年(1769年)の造立。
稲荷社時代から隣接する華蔵寺から奉仕と庇護を受けてきた。華蔵寺歴代当主は社殿を再建するなど、別当寺のような役割を果たしてきたようだ。
(華蔵寺は「吉岡町下野田・法雲山華蔵寺」参照)
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