藤岡市藤岡の諏訪神社。

諏訪神社 (1)
上代上野国緑野郡正四位祖間椙山明神を祀った、と由緒を刻した石碑にあったが、創建の詳細などは不明。多少分かるのは、永禄9年(1566年)に芦田氏が諏訪神社を奉斎したとあること。でも芦田氏って、天正18年(1590年)に藤岡3万石を拝領してたと思うので、永禄9年だと時代が合わないような気がするが・・・。

諏訪神社 (2)
諏訪神社 (3)
社殿への石段脇にカエルが鎮座していた。「無事帰る」などを祈念するもの。

諏訪神社 (4)
諏訪神社 (5)
現在の社殿は嘉永3年(1850年)の建立。社殿は諏訪古墳上に建てられている。

諏訪神社 (6)
雨水を貯めるため(?)、大きな釜が置いてあった。三波石とは神流川流域で取れる石(庭石などに重用されている)だが、藤岡の地酒(日本酒)の名前でもある。この書体は、地酒の銘柄のもの。釜は酒屋さんの提供?

また、釜の隣に写っている狛犬が、妖怪のように見えるのは、オレだけか?

諏訪古墳 (1)
諏訪古墳 (2)
諏訪古墳は、全長57m、後円部径37m、高さ4mの前方後円墳。南側に石室が開口している。

羨道は長さ2.85m、幅1.3m、高さ1.5m。羨道前半部分の側壁は自然石を乱石積みにしている。羨道後半部分の側壁は、凝灰岩の截石積み。玄室は長さ3.16m、幅2m、高さ2.4m。奥壁は巨大な鏡石のようだ。

調査の結果では、後円部にもう1つ石室があるような空洞の響きがあるらしいが、神社社殿があるために調査できないとのこと。