渋川市石原の大山祇神社。
石原大山祇神社の創建は不詳。大山津見命の他12神を祀り、昔から十二鎮守と呼ばれてきた。口碑によれば、宝永7年(1710年)に村内12氏族の祖霊を祀ったといわれる。
鳥居前の灯籠は明治26年(1893年)の奉納
鳥居の横には秋葉大権現、青面金剛、石尊大権現の石塔(左から)。
すこしづつ石段を上って行くが、この灯籠から先は急な石段になる。
石段を上りきったところに「神足石」との表示の石があった。良く見て来なかったのだが、もしかしたら「足跡」がついていたのかも。横の灯籠は正徳2年(1712年)の奉納。
社殿は昭和27年(1952年)の改築。これは講和条約記念とあった。また平成2年(1990年)にも改修されている。
祭龍祠。明治2年(1869年)に岩鼻県・前知県事の大音龍太郎を祀ったもの。石原村は昔から水利の便が悪く年貢の納付に苦労していた。大音は明治元年(1868年)に石原村の年貢を10年間にわたり3分の1に減免したことに村民が感謝したもの。
ついでの話として、大音は知県事時代(実質6ヶ月弱)「大音の首切り政治」と呼ばれるくらい次々に斬首刑を言い渡している(博徒がほとんどだが)。
こんな話もある。ある農夫が畑の手入れをしないで雑草がぎっしり茂っていたのを見た大音は「これは怠け者だ」として、その首をはねたという。さすがにやり過ぎと免職になった。伊藤銀月著「人物の神髄」に書かれているエピソードだが、もちろん真偽不明。
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