前橋市堀越町の堀越古墳。
堀越古墳は傾斜地の中腹に構築された山寄せの円墳で、墳丘径25m、幅2.5mの周堀が南半分に半周している。7世紀末から8世紀初頭の築造と推定される。
石室は南向きに開口している。石室の前には、台形に広がる前庭部が造られている。
石室は全長6.8mで、羨道は長さ3.4m、幅0.8m。玄門に截石の梱石が置かれている。玄室は長さ3.1m、幅1.9m。安山岩を四角く加工し、大きさが合わない所はさらに組合わさるように削っている。
明治2年(1869年)に発掘され、小刀などの出土品があったと伝えられているが、現存していない。
周りは住宅地になっており、道路などのためにかなり削られている。
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