高崎市福島町の浅間神社。
福島浅間神社の由緒は不詳。社伝によると源義家が奥州平定を祈願し、鎌倉権五郎景正を遣わし幣帛(へいはく)を捧げたとされる。この伝承からすると、平安時代末には創建されていたことになる。
鳥居は東向きで、扁額は「富士山」。
拝殿は令和元年(2019年)の新築建立。本殿は盛り土された上に建つ。本殿覆屋は建て直されていないようだ。
拝殿前の狛犬は昭和63年(1988年)の造立。氏子の方の喜寿記念の奉納。
境内社の菅原神社。石祠は平成16年(2004年)の建立。
石塔(上の写真)は3基とも読めなかった。石宮や祠など(下の写真)は詳細不明。
社伝にある源義家と鎌倉景正の伝承は後三年の役へ向かう途上のことと考えられるが、両者ともに県内に多くの伝承を残している。義家が創建したとされる八幡神社は数多い。また「休み石」や「硯石」など、その名を冠する伝承石もある。
景正に関しても、伊勢崎市の五郎神社にご祭神として祀られている他、各地に伝承が残されている。
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