2021年も残すところわずかとなった。恒例の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年の締めくくりとしたいと思う。

今年は123ヶ所(件)の記事をUPすることができた。これはブログ生活12年目にして最小だと思う(1年目は夏からスタートなので除くが)。やはり新型コロナの影響で出かけるのを控えた結果と、図書館などでの調べ物が十分できなかったことも影響している。

また訪問地も前橋市(旧郡部含む)と高崎市(旧郡部含む)が多く、遠方(と言うほどではないが)は高山村・中之条町(東部)・渋川市くらい。とは言え、自分的にはこれでも多くの場所を訪問できたと思っている。

前置きが非常に長くなってしまったが、個人的偏見によるベスト5を!

5位 上里見春日神社(高崎市上里見町)
寛文4年(1664年)創建だが、大正10年(1921年)建立の権現作り本殿には、見事な彫刻が施されている。

4位 開姫神社(前橋市滝窪町)
村の青年たちが赤城山に登った際に見つけた珍しい形の石を祀る神社。開姫は貝姫とも書き、女性の下の病にご利益があるとされる。ご神体には赤い布がかけてあるが、その形はだいたい想像がつく(笑)

3位 石倉町神明宮(前橋市石倉町4丁目)
伝承では豊城入彦命(崇神天皇の皇子)が東国遠征の際、身体を休めた場所だといわれる。境内には兄妹道祖神があり、哀しい物語が残っている(倫理上は仕方ない)。

2位 矢背負稲荷神社(高崎市下室田町)
矢を背負った白狐が領主の馬前を通り山中に消え、その矢は夢に見た妻黒の矢だったことから矢背負稲荷としたという伝承が面白い。神社自体は地方の小社で、特に何がということはないが(失礼!)

1位 植野発電所跡(前橋市総社町植野)
植野発電所は明治27年(1894年)に前橋電燈が群馬県で最初(全国でも5番目)に営業運転を開始した水力発電所。現在は天狗岩用水からの取水口の一部(レンガ積)が残るのみであるが、その歴史を物語っている。

もちろん、これら以外にも印象に残った場所はたくさんあり、新しい発見もあった。ベスト5なんて、あんまり意味がないのは理解しているが・・・。また新型コロナ渦中の訪問だったため、いろいろ気をつけることも多かった。それでも各所を訪問できたことは、ありがたいことであった。

実は訪問記事がもう少しで2,000件(現在1,950件余り)に達する。来春ころには達成できるよう頑張って行きたい。

今年も「上州まったり紀行」をご覧いただきありがとうございました。2022年も引き続きよろしくお願いいたします。新型コロナの感染が終息し、誰でもどこへでも出かけられるようになることを祈念しています。

みなさん、良いお年をお迎えください。