高崎市棟高町の如意山大乗寺。
大乗寺は正和元年(1312年)僧・深秀の開山、当地の志村挙尊の開基とされる。その後の経緯は分からないが、法印敞長が中興開山している(年代不明)。
本堂には本尊の不動明王を祀る。また源信寿筆の「農事一式の図」六曲一双の屏風が保存されている。通称「農耕図屏風」と言い、江戸時代前期における農作業を描写したもの。
墓地の六地蔵。
十三重塔。平成9年(1997年)の建立。
歴代住職の墓域には立派な宝篋印塔が並ぶ。その中の中興開山・法印敞長の墓。
明治5年(1872年)には大乗寺を仮校舎として、現在の堤ヶ丘小が開校している(当時は発育小)。明治32年(1899年)に大乗寺東側に本校舎が建設されるまで使用された。
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