北群馬郡吉岡町北下の蚕神社の石碑。


蚕神社は正徳2年(1712年)に養蚕家・馬場重久が自宅屋敷内に板宮を建て、蚕・蛾の老廃したのを集めて祀ったもの。現存しているのはこの石碑のみであり、「三太夫重久建立」と刻まれている。また、現在の石碑の台石が当時の板宮の台石だったといわれている。
正徳2年は馬場重久が「養蚕育手鑑」を刊行した年にあたる。「養蚕育手鑑」は民間の養蚕書としては国内で最も古い。

隣に石宮があるが、詳細は不明。
関連
「吉岡町北下・諏訪神社」
「養蚕家・馬場重久の墓」
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