渋川市横堀の大鳥神社。


大鳥神社の由緒は不詳。ご祭神が日本武尊であることから、和泉国一宮である大鳥大社からの勧請と推定される。吾妻郡を中心に群馬県内には日本武尊の伝説が多数残されており、当地にも何らかの伝承があるのかもしれない。
例えば吾妻川の対岸にあたる東吾妻町の奥田白鳥神社は、日本武尊が東征のおり休息された場所だとされる。また、安中市の飽馬神社は日本武尊が乗馬に飽きて、馬から降り休息した場所だとされる。(「東吾妻町・奥田白鳥神社」「安中市西上秋間・飽馬神社」参照)

石段途中の灯籠には安永2年(1773年)の銘があった。


社殿の建立年などは不明。


天満宮(写真上)などの境内社・末社群。


境内の日露戦役紀念碑と支那事変・大東亜戦争記念碑。いずれも昭和58年(1983年)の建立(日露戦役碑は再建)。戦没者供養塔である。


訪問時、ちょうど神社隣りの畑に生えている柚子を収穫している方がいた。写真では分かりづらいが撓わに実っており、「少し持っていけ」とくださった。もうすぐ冬至なので、お風呂に入れて柚子湯にしよう。
コメント