渋川市横堀の大山祇神社。

横堀大山祇神社 (1)
横堀大山祇神社 (2)
横堀大山祇神社の由緒は不詳。明治40年(1907年)までは十二神社と称し、地元の方々は十二様と親しみ崇敬してきた。

鳥居は明治28年(1895年)の建立。扁額は「祗」(つくりの氏の下に一本棒)になっている。

横堀大山祇神社 (3)
横堀大山祇神社 (4)
現在の社殿は平成4年(1992年)の建立。旧社殿は寛保3年(1743年)の棟札が残されている。横堀地区は寛保2年(1742年)に大火に見舞われていることから、大山祇神社も被害に逢い翌年再建されたのではないだろうか。

横堀大山祇神社 (5)
神楽殿も平成4年(1992年)の建立。春と秋の例祭には太々神楽が奉納される。

横堀大山祇神社 (6)
横堀大山祇神社 (7)
境内社・末社群。塔形式は金比羅大権現。

横堀大山祇神社 (8)
社殿裏の大藤。高さ(長さ)23.3m、目通り3.4m、根元周り4.4m。樹齢は約270年とされる。以前は榎2本、杉2本、イチョウ1本の計5本に巻き付いていたが、榎が枯れ樹勢が衰えてきたため平成4年(1992年)に藤棚を設置し現在の景観となった。

大藤は横堀宿の度々の大火を免れてきたとあるが、推定樹齢から逆算すると寛保2年の大火後に植樹された計算になる。横堀宿が何度大火に見舞われたのか知らないが、寛保2年以後の大火を免れたってことかな。