吾妻郡中之条町平の北野山林昌寺。

林昌院は慶長18年(1613年)観芝文察という僧が関小左衛門と協力し創建したといわれる。開山が観芝文察、開基が関小左衛門ということになる。


参道(石段)脇には石仏群や普門品供養塔などが並ぶ。

文政13年(1831年)に堂塔楼廓門に至るまで焼失。天保9年(1839年)に檀徒の協力もあり再建。本堂には本尊の釈迦牟尼仏を祀る。大正2年(1913年)に高津観音堂と長久保薬師堂を合併。境内にお堂の類いが見えなかったので、観音菩薩、薬師如来も本堂に祀られているようだ。


鐘楼は大正5年(1916年)の建立。

境内の六地蔵。平成15年(2003年)の造立。

仏足石。足下二輪相仕様だ。

本堂前には達磨大師の石像があった。ちなみに、達磨大師は中国禅宗の開祖とされているインドの僧。壁に向かって9年間座禅を続け、悟りを開いたという。そのため手足が腐ってしまったという伝説から、玩具としての「ダルマ」ができている。これは現在も「福ダルマ」「縁起ダルマ」として、多くの商店や家庭に飾られている。
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