吾妻郡高山村中山の中山神社。

中山神社 (1)
中山神社は元慶2年(878年)に美濃国(岐阜県)一宮・南宮大社を勧請したものという。上野国上名帳記載の従四位上中山明神は当社とされる。

当地と美濃国(南宮大社)の関係性は不明。しかも中山神社の主祭神は木花咲弥姫命であり、南宮大社の主祭神である金山彦神ではない。美濃国神名帳(延喜式)には仲山金山彦神社と記載されていることから、「なかやま」繋がり? かな。

元弘2年(1332年)中山城主となった中山五郎左衛門光能が社殿を修復、破敵明神と称している。中山神社との復称は明治初年である。

中山神社 (2)
中山神社 (3)
森の中へと繋がる石段を上って行く。

中山神社 (4)
中山神社 (5)
鎮守の森といった雰囲気の境内。拝殿前の灯籠は昭和12年(1937年)の奉納。

中山神社 (6)
中山神社 (7)
社殿の建立年は不明だが、昭和55年(1980年)に屋根を銅板に葺替えている。

中山神社 (8)
神楽殿。高山村のご当地かるたにも「豊作喜ぶ 太々神楽」と詠われている。

中山神社 (9)
中山神社 (10)
中山神社 (11)
境内社・末社。鴟尾付きは大己貴命宮とあったので大国社と思う。

中山神社 (12)
境内には樹齢400年以上とされる大杉が9本ある。これらの大杉は高山村の天然記念物となっている。