高崎市倉賀野町の冠稲荷神社。

倉賀野冠稲荷神社 (1)
倉賀野冠稲荷神社 (2)
倉賀野冠稲荷神社は延宝2年(1674年)の創建。当時、ここには宝珠山三光寺があり、その境内に祀られていたので三光寺稲荷神社と呼ばれていた。明治42年(1909年)に倉賀野神社に合祀された。

ところがその後、稲荷神が地元老人の夢枕に現れて「元の場所に戻りたい」と訴えたという。そのため地元の方々が寄付を募り、昭和11年(1936年)に元の場所に冠稲荷神社として再祀されている。

鳥居は昭和11年(1936年)再祀時の建立。

倉賀野冠稲荷神社 (3)
境内裏側(西側)の鳥居。

倉賀野冠稲荷神社 (4)
倉賀野冠稲荷神社 (5)
社殿前の狐像。再祀時の奉納。

倉賀野冠稲荷神社 (6)
倉賀野冠稲荷神社 (7)
倉賀野冠稲荷神社 (8)
社殿は倉賀野神社への合祀に伴い、明治43年(1910年)に群馬郡東村(現在の前橋市川曲町)の諏訪神社の社殿として売却されている。現在の社殿は再祀時の建立。

ちなみに売却された旧社殿は、現在も川曲諏訪神社の社殿として使用されている。
(「前橋市川曲町・諏訪神社」参照)

倉賀野神社・冠稲荷 (1)
倉賀野神社・冠稲荷 (2)
ところで、倉賀野神社には現在も冠稲荷神社が境内社として祀られている。写真は倉賀野神社の冠稲荷神社(平成24年/2012年訪問時のもの)。これを見る限り、倉賀野神社から完全に分祀されたわけではないようだ。この辺の細かい経緯は分からない。

また、三光寺の境内に稲荷神社が祀られるようになったのには伝説が残っている。あるときから三光寺境内に夜な夜な白狐が現れるようになり、その白狐は人を化かしたりしたので難渋していた。そこで稲荷神(冠稲荷神社)として白狐を祀ったところ、それからは姿を現わさなくなったという。