安中市松井田町松井田の本照寺。


浄土真宗の祖である親鸞は、配流先の越後国から京都へ向かおうとし信濃国から碓氷峠を越えて松井田に入った。
京都の禅房でともに学んだ智明坊と偶然会い、師である法然の死を聞かされた。親鸞は泣き崩れ、血の涙を流したと伝えられる。建保2年(1214年)のこと。
親鸞は京都へ行くことを辞め、常陸国へ向かったという。

この地は親鸞心替血之辻の聖跡と呼ばれる。
写真は案内板の下にあった石。この石が何か関係あるのかは不明。碑のようにも見えないし・・・。
後の安永2年(1774年)、僧・釈智流がこの地を探しあて一宇を建立。これが現在の本照寺である。
親鸞がこの地を訪れてから、約500年後のことである。
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