安中市簗瀬の八幡平の首塚。

八幡平の首塚 (1)
八幡平の首塚 (2)
八幡平の首塚 (3)
ここはもともと古墳(円墳)だが、昭和6年(1931年)に頭蓋骨が約150体発見されたため、村の有志が万霊堂を建立し骨を慰霊した。

戦国時代の合戦の犠牲者を、当時まとめて埋葬したものを、江戸時代中期またはそれ以前に、ここに改葬したものと考えられている。

八幡平の首塚 (4)
八幡平の首塚 (5)
現在も万霊堂内に、150体の頭蓋骨は安置されている。

この辺りは安中氏が治めており、安中氏は箕輪城主・長野氏に属し、武田信玄と戦いを交えていた。なので、安中氏か武田氏の戦死者ではないかと思われる。頭蓋骨はすべて甲府の方を向いていた、という話も残っている。だとすると、武田方の戦死者と考えられるが・・・。

「すすり泣く声が聞こえる」「首や手首の無い武者の霊が出る」「落武者が写真に写った」などの噂があり、一部では心霊スポットに数えられている。

まあ、行ったのは昼間なので、怖いとか気味が悪いなんてことはなかった。でもこういう場所では、慰霊の気持ちを忘れないようにしないとね。