前橋市上新田町のお地蔵さま。
上新田町の北と南の入口には、それぞれお地蔵さまが鎮座している。

上新田町のお地蔵さん (1)
上新田町のお地蔵さん (2)
南のお地蔵さまは下新田町との境界に近い福徳寺や新田小の近くに鎮座する。かつてのお地蔵さまは昭和10年(1935年)の利根川の洪水により頭部を損傷。修復して崇めてきたが、平成24年(2012年)に新規建立されている。

上新田町のお地蔵さん (3)
北のお地蔵さまは、現在は朝日が丘町となっている前橋長瀞線(旧道)わきに鎮座する。朝日が丘町は昭和38年(1963年)に上新田町の最北部が分離した町。

このお地蔵さまは「京安寺のお地蔵さま」と呼ばれる。上新田町から利根川の対岸(東側)あたる六供町にあった京安寺の西大門のお地蔵さまと伝わる。

京安寺は神亀3年(726年)創建と伝わる古寺だが、戦国時代に兵火にかかり現在では六供町内に地名として残るのみらしい。京安寺に関係する地名(字名)として南大門・北大門・中央門・堂木などもあるようだ。

当時は利根川が変流する前で、上新田と六供は地続きであった。相当長い参道があったことになる(つまりはかなりの大寺院)。

上新田町のお地蔵さん (4)
上新田町のお地蔵さん (5)
上新田雷電神社へ向かう道沿いにもお地蔵さまがいる。詳細は分からない。
(雷電神社は「お沓の言い伝え -前橋市・上新田雷電神社-」参照)

お地蔵さまは古来より道祖神としての性格(村境、峠などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を防ぐ)を持つとともに、「子供の守り神」として信仰されている。