邑楽郡邑楽町鶉新田の浮島弁財天。
浮島弁財天は、多々良沼に突き出た岬の先端にある。元弘3年/正慶2年(1333年)の創建と伝わる。
鎌倉幕府が新田義貞らに滅ぼされた時、14代執権・北条高時の弟・四郎慧性の夢枕に立った江ノ島弁財天から、「上毛の郷に霊地あり、その地で北条家の再興を図るべし」と告げられ、弟の荒間五郎友春ら主従5名で辿りついたこの地に、江ノ島弁財天を勧請した。
多々良沼名物の白鳥。
多々良沼は11月上旬〜3月下旬まで白鳥が飛来することで有名で、毎年100羽以上が飛来する。また、10年ほど前から数羽のコブハクチョウが定住しており、季節に関係なく白鳥を楽しめる。(「多々良沼の白鳥」参照)
ところで、浮島弁財天由緒にある四郎慧性ってのは北条泰家のことと思うが、一般的には奥州に潜伏し、後に京へ上り後醍醐天皇の暗殺を企てるなどしていたはず。法名も恵性の方が一般的だと思うが・・・。
当地に留まってとは書いてないので、奥州に落ち延びるさい立ち寄ったとということ?
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