富岡市神成の宇芸(うげ)神社。
ここは上野国十二之宮である。
白鳳7年(678年)、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)の分霊を、神成山山頂付近に勧請したのが始まりと伝えられている。
国道254号から北に入り、上信電鉄の踏切を超えると、すぐに一の鳥居がある。写真は鳥居をくぐってから撮ったもの(鳥居の裏側)。
二の鳥居には、「宇藝神社」と「赤城大明神」の2つ扁額が。赤城神社に宇芸神社が遷座してきて、逆に乗っ取ってしまったようだ。
拝殿は入母屋、銅板葺き、唐破風附の一間向拝を備え、本殿は一間社流れ造り。いろいろ精巧な彫刻がある。
そんなに長くはないが、けっこう急な石段。運動不足の身にはこたえる。
宇芸神社の西500mのところに「吉田の池」という池がある。そこから北に山道を登ると、中腹の岩の割れ目に小祠がある。そこは「うがじんさま」と呼ばれており、宇芸神社の古社地と考えられているらしい。
行ってきたかのように書いているが、もちろん行ってない。
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