甘楽郡甘楽町福島の笹森稲荷神社と笹森古墳。

笹森稲荷神社 (1)
笹森稲荷神社 (2)
笹森稲荷神社の創建は天長2年(825年)といわれている。織田家2代・信良は小幡に入ると、この笹森稲荷神社を鎮守とした。

笹森稲荷神社 (3)
笹森稲荷神社 (4)
笹森稲荷神社 (5)
割拝殿の天井には、龍と鳳凰が描かれている。

笹森稲荷神社 (6)
笹森稲荷神社 (7)
笹森稲荷神社は、笹森古墳(前方後円墳)の前方部と後円部のくびれ部分に建っている。

笹森稲荷神社 (8)
笹森古墳は全長は101m、前方部幅61m、高さ10m、後円部60m、高さ10mの規模を誇り、甘楽・富岡地域最大の前方後円墳である。6世紀後半から7世紀初めの築造と推定されている。

笹森稲荷神社 (9)
後円部には、南に開口する横穴式石室が認められる。全長16m、玄室長7.2m、幅2.4m、高さ2.5m、羨道長8.8m、幅1m~1.45m、高さ1.7mの両袖式で、全長では県内2位の規模である。

副葬品として伝えられる五鈴鏡(鏡の周囲に5個の鈴がついている)は、笹森神社の社宝となっている。

ちなみに、石室は施錠されているが、春の例大祭(3月第2日曜)時のみ公開される。