前橋市石倉町4丁目の神明宮。

石倉神明宮の由緒は不詳。伝説では豊城入彦命(崇神天皇皇子)が東国遠征の際、身体を休めた場所だといわれる。
当地からそう遠くない総社町の二子山古墳は豊入彦命の墳墓との説が古くからある(他にも大室古墳群の前二子古墳などにも同様の伝承がある)。



社殿は平成2年(1990年)の改修。社殿前の灯籠は大正13年(1924年)の奉納。昭和天皇ご成婚記念とあった。

狛犬は昭和15年(1940年)の造立。

境内社の三峯者、淡島社、秋葉社(向かって右から)。

社殿裏に鳥居を備えた境内社があったが、詳細不明。

境内の百庚申。実際に百あるか不明(数えてない)。多くが文字庚申塔だが、青面金剛像が彫られたものもある。

境内の立派な松。

兄妹道祖神。江戸時代、美男美女の兄妹が別々に配偶者を探すため近郷に出かけた。そして兄妹がそれぞれ意中の人としたのは兄妹どうしであった。かくして2人は夫婦となったものの、村人らは畜生夫婦として相手にせず村外へ放逐した。2人は寂しく生涯を終えたといわれる。
なぜ道祖神とされ、神明宮に置かれているかは不明。
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